94大会目で初の快挙

　第94回全国高校サッカー選手権で東京都勢の2校、駒澤大高校と國學院久我山高校の両チームが8強に進出するという選手権史上初の快挙を果たした。

　3日、駒沢陸上競技場で松山工高校（愛媛）と駒澤大高（東京B）の一戦が行われ、駒澤大高が松山工に2-1で勝利。準々決勝に駒を進めた。

　後半3分に先制点を与えたが、同11分、DF佐藤瑶太がFKを豪快に頭で合わせ同点に追いつく。さらに同28分、ペナルティエリアでの細かいつなぎからMF菊池雄介の左足の強烈なシュートがバーを直撃し、ネットを揺らした。そのまま逃げ切り、同校史上最高のベスト8に並んだ。

　そして、同会場で行われた第2試合では國學院久我山（東京A）が神戸弘陵高校（兵庫）を2-1で撃破。1-1で迎えた後半10分、久我山の背番号10の渋谷雅也が右足を一閃。強烈なミドルシュートでゴール左に決勝点を突き刺した。渋谷は2戦連発で2−1に貢献。94回目の大会で東京勢が初めて揃って8強進出を果たした。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web