バロテッリにラストチャンスを! 敏腕代理人がクロップ監督と直接会談へ

絶えないピッチ外のトラブル

 FWマリオ・バロテッリは現在、プレミアリーグのリバプールから日本代表FW本田圭佑が所属するACミランに期限付き移籍をしている。古巣のレッズでは戦力外状態となっていたため、シーズン開始前の夏の移籍市場では去就が注目されていた。だが、高額年俸もネックとなり、思うようなオファーは届かなかった。そして、最終的にはレンタル料を無料にした上、年俸の半分以上をリバプールが負担するという完全な厄介払いの状態でミランへと渡った。

 しかし、開幕すると、リバプールは低迷。ブレンダン・ロジャース監督は解任され、後任にはドルトムントで日 本代表MF香川真司などを指導したユルゲン・クロップ監督が就任した。英紙「デイリー・メール」によると、今シーズン終了時にミランとのレンタル期間が終了するため、代理人のミーノ・ライオラ氏が来季に向けてクロップ監督と直接会談を持つという。そこで、出場機会増加を求める見通しであるという。

 ミランでの今シーズンは、出場わずか4試合で1ゴール。復帰後初ゴールこそ見事な直接フリーキックだったが、開幕前にスピード違反で検挙されたことや、スポーツヘルニアの手術で離脱したことなど、ピッチ外での話題の方がはるかに多かった。

 この悪童の代理人を務めるライオラ氏は、クロップ監督に対して来季のプレシーズンでラストチャンスを与えてほしいと懇願するという。バロテ ッリだけでなくスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチなど個性的な選手を顧客として抱えるライオラ氏だが、リバプールに就任した熱血監督を説得することはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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