レアルマドリードのアンチェロッティがマンチェスター・Uのオランダ人監督にジャブ 「就任1年目での優勝は簡単な仕事ではない」

 この日、ギネス杯第3戦の前日会見に出席したアンチェロッティ監督は「優勝したいという競争力のあるチームが多くいる中で、1年目に優勝することは簡単な仕事ではない。新しいシステムを植え付けることも簡単ではない、選手に自信を与えることも大事だが、どれだけ時間がかかるか分からない」と今季からマンチェスター・Uを率いるオランダ人指揮官について語っている。

 マンチェスター・Uは昨季、伝説の名将アレックス•ファーガソン氏の後継者となったデイビッド•モイーズ元監督の下で迷走した。プレミアリーグでは7位に終わり、ヨーロッパのカップ戦出場も逃すという屈辱を味わった。名門は百戦錬磨のオランダ人監督に再建を託した。アンチェロッティ監督もファンハールの手腕は認めている。

「彼は素晴らしい、経験豊富な監督だ。ファンタスティックな成功体験を持ち、ユナイテッドでもファンタスティックな仕事をするだろう。今更学ぶこともないはずだ。ファーガソン退任後のユナイテッドは苦しんでいた。今は再建すべきチーム。いいプレーヤーと契約したが、再建は簡単ではないし、プレミアリーグはとても競争力を求められるリーグなのだから」

 即効性を期待されているファンハール監督だが、イタリア人の知将はプレミアリーグの厳しさ、マンチェスター・Uが置かれている現状を冷静に分析し、今季就任1年目での成功は難しいと見ているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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