なでしこ岩渕真奈がハットトリック! 中国に3-0快勝、2連勝で4大会ぶりE-1制覇へ前進

中国戦でハットトリックの活躍を見せた岩渕真奈(右)【写真:Getty Images】
中国戦でハットトリックの活躍を見せた岩渕真奈(右)【写真:Getty Images】

キャプテン岩渕が3ゴール、“難敵”中国を一蹴

 なでしこジャパン(日本女子代表)は14日、韓国・釜山で開催中のE-1選手権の第2戦で中国と対戦し、FW岩渕真奈のハットトリックで3-0と勝利して2連勝。2010年以来、4大会ぶり3回目の優勝へ前進した。

 日本の高倉麻子監督は、初戦のチャイニーズ・タイペイ戦から中2日の試合に、スタメン8人を入れ替えて臨んだ。キャプテンマークを巻いた岩渕は2戦連続の出場となり、チャイニーズ・タイペイ戦に後半から出場して2ゴールのFW池尻茉由がスタメンに入った。

 そのキャプテンのゴールで、日本は試合の主導権を握る。前半9分、ゴール正面での細かいパス交換を繰り返した攻撃から最後は岩渕が相手GKの足の間を通すシュートを決め、1-0とリードを奪った。岩渕は第1戦に続いての先制点になった。

 その後は日本がなかなかサイドで起点を作ることができず、中国もまた前線へのボールは単調で試合が膠着。双方ともにゴール前まで進むシーンが多くないゲーム展開に。それでも同44分には高い位置で、池尻と相手を挟んでボールを奪ったMF長谷川唯のラストパスを受けた岩渕が、飛び出して来るGKを浮かせてかわすシュートを決め、日本が2-0としてハーフタイムを迎えた。

 後半開始早々、日本は池尻のポストプレーから岩渕がGKと1対1になるも決め切れず。高倉監督は同9分に長谷川に代えてFW小林里歌子を投入し、前線にスピードを加えた。すると直後の同10分、左サイドから小林がカットインして右足シュートを放つと、相手GKが弾いたところを岩渕が詰めてハットトリック達成。ここで岩渕は“お役御免”とばかりに、FW田中美南との交代になった。

 続く同17分にはMF籾木結花のラストパスに抜け出したMF三浦成美が、GKと1対1になったがシュートはゴールポストを直撃。その後は、やや中国に押し込まれる時間帯でピンチもあったが、失点せずにゲームを進めた日本は、そのまま3-0で勝利。2連勝とした日本は、17日に開催国の韓国と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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