「サッカー滅亡前?」 中国代表DF、日本戦で後頭部キックの「非マナー」に韓国反響

日本代表MF橋岡大樹(左)が中国代表DFジャン・ジーポンのラフプレーの被害に…【写真:Getty Images】
日本代表MF橋岡大樹(左)が中国代表DFジャン・ジーポンのラフプレーの被害に…【写真:Getty Images】

中国代表DFジャン・ジーポンが橋岡の首元と後頭部目掛けてラフプレーを敢行

 森保一監督率いる日本代表は10日、韓国・釜山で開幕したE-1選手権の初戦で中国と対戦。前半29分にFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)の代表初ゴールで先制した直後、A代表デビューのMF橋岡大樹(浦和レッズ)が中国代表DFジャン・ジーポンから飛び蹴りのラフプレーに遭い、ピッチに倒れるシーンがあった。開催国の韓国メディアも「非マナータックル」「サッカー滅亡前?」と衝撃を受けている。

 大会初戦となった中国戦、日本は3-4-2-1システムを採用。これがA代表デビュー戦となった橋岡は、右ウイングバックとしてスタメン出場した。そんな橋岡にあわやのシーンが起きたのは、前半31分だった。

 日本は前半29分にFW上田綺世、MF森島司とつなぎ、華麗な連係から最後は鈴木が6試合目でA代表初ゴール。さらに攻勢を仕掛けようとするなか、橋岡が右サイドのタッチライン際でロングボールを受けようとすると、後方から中国代表DFジャン・ジーポンが一気に距離を詰め、ジャンプしながら左足を大きく振り上げる。するとこの足が橋岡の首元と後頭部を直撃し、そのままピッチに倒れ込んだ。

 主審はすぐさまイエローカードを提示したが、もう少し勢いがついていればスパイクの裏で後頭部をより強打したかもしれないラフプレー。一発退場でもおかしくない“カンフーキック”とも言うべきラフプレーに対し、森保監督も抗議をしたが判定は覆らなかった。幸いにも橋岡は立ち上がりそのままプレーを続けたが、あまりにも危険なシーンだった。

 韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「見る人を驚かせる非マナータックル」と表現し、「危うく脳しんとうを起こすところだった。恐ろしい」と言及。また韓国の総合ニュースメディア「インサイト」も「サッカー滅亡前?」と着目すると、「ジャン・ジーポンは自分のせいではないとばかりに無念の表情を浮かべ続けた。フェアプレー精神の見られない中国選手のプレーに、サッカーファンは『あれは殺人じゃないか? 少林サッカーだ』と反応している」と伝えている。

 衝撃のカンフーキックはしばらく波紋を呼びそうだ。

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