補強禁止処分が軽減のチェルシー、1月に2選手を獲得か 「代理人に接触」と英紙報道
FW陣補強へ、ザハとデンベレの獲得に照準か
国際サッカー連盟(FIFA)から、2019年夏と20年1月の2度の移籍市場で補強禁止処分を受けていたチェルシーだが、その処分が軽減されたようだ。来年1月の移籍市場から獲得が可能になるということで、英紙「エクスプレス」は2選手をチェルシーの補強ターゲットとして紹介している。
今年2月にチェルシーは、18歳未満の海外移籍に関する規定に違反したとして、FIFAから19年夏と20年冬の移籍市場での選手獲得が禁止された。しかし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6日、チェルシーの提訴を認めて処分を軽減し、20年1月の移籍市場から補強が可能になったという。
これを受けて、チェルシーはすでに補強へ向けた動きを始めているようだ。「エクスプレス」紙によれば、2選手の獲得を目指しており、それぞれの代理人に接触したという。1人は、クリスタル・パレスに所属するコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハ。そしてもう1人が、バルセロナに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレだという。
夏の移籍市場では、アーセナルとエバートンから関心を示されたザハは、クリスタル・パレスとの契約が23年まで残っている。チームを率いるロイ・ホジソン監督は、ザハについて残留が基本路線であるとしつつ、「時々、クラブにとっては断ることが難しいオファーが来る」と、オファーによっては放出となる可能性を匂わせている。クリスタル・パレスは今夏、獲得に興味を示した2クラブに7000万ポンド(約100億円)という違約金を提示しており、チェルシーが獲得に動く場合も、その金額に注目が集まりそうだ。
一方、17年夏にドルトムントからバルセロナへ移籍後、負傷が続き思うような結果を残せていないデンベレは、よりオファーを受け入れる準備ができているようだ。同紙によれば、マンチェスター・シティとの駆け引きになる可能性が指摘されている。
今夏エースのベルギー代表MFエデン・アザールをレアル・マドリードに売却し、補強に動く予算があるとされるチェルシー。果たして1月の移籍市場で、どのような動きを見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)