メッシ、アルゼンチンの古巣が復帰希望 副会長が公言「いつかプレーする姿を…」
幼少期を過ごしたニューウェルズのダミーコ副会長がメッシ帰還の“夢”を明かす
バルセロナのアルゼンチン代表リオネル・メッシは今年度のバロンドールに選出されて大いに注目を集めているが、幼少期を過ごした母国クラブは天才レフティーが再び加入する夢があるという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
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メッシは幼少期、母国アルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズに加入。7歳からの6年間で計500ゴールを決めたとも言われている。しかし、メッシには成長ホルモンの分泌異常の症状が発覚し、家族だけでは治療費の工面が困難だった。
折しもアルゼンチンでは国全体が経済危機に陥り、ニューウェルズもメッシの治療費の支払いは難しかった。そうした事情もあり、メッシは家族とともに13歳からバルセロナに移住して現在のキャリアを築いている。
そのニューウェルズで副会長を務めるセバスティアン・ダミーコ氏は、インタビューで当時のクラブ状況を悔恨とともに振り返っている。
「メッシがニューウェルズのユニフォームを着て、アルゼンチンのトップリーグにデビューする姿を夢見ていた。しかし、現実にはそうならなかった。振り返ってみれば、メッシの家族がスペインに行く時のクラブ状況を後悔するしかない。これは私たちにとって暗黒の時期だった。彼を去らせてしまったのは、ニューウェルズにとってネガティブな出来事だった。ただ、今はそうした状態を脱することができた」
そのダミーコ副会長の夢は、メッシが再びニューウェルズのユニフォームを着てプレーすることにあるのだという。現在のメッシはバルセロナと生涯契約を結んでいるとすら噂されているが、その夢を諦めるつもりがないとしている。
「私たちは、いつか彼がニューウェルズのユニフォームで、ホームスタジアムでプレーする姿を見ることを夢見ている。この運命的な瞬間が訪れた時のために、私たちはクラブを適切に準備し続ける」
メッシはキャリアにおいて早期にアルゼンチンを去ったことで、代表チームでの温度差やサポーターからの厳しい声にさらされることもあった。国内の経済事情やメッシ自身の体に関することで仕方がないものではあるが、いつの日か母国に戻り現役選手としてプレーする日は来るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)