「いつでも厄介な相手」 イタリア代表監督、EURO同組で最も警戒する相手は?

イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】
イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】

マンチーニ監督がスイス代表を警戒 「サプライズを起こし得る」

 イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、来年の欧州選手権(EURO)本大会の組み合わせ抽選会の結果を受け、イタリア国営放送「RAI」のラジオ番組で感想を話している。そのなかで指揮官は、グループAで同居したスイス代表を「サプライズを起こし得る」チームと警戒している模様だ。

 イタリアは予選を10戦全勝で突破し、その間の国際親善試合の勝利も合わせると、イタリア代表歴代初となる国際Aマッチ11連勝を記録。昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)の欧州予選で60年ぶりに出場権を逃し、若手へと世代交代したチームは、現在のところ好循環を見せている。

 そのなかで、予選の成績により第1シードを得たイタリアはグループAに入り、スイス、トルコ、ウェールズと対戦することが決まった。マンチーニ監督はこの組み合わせについて「グループは報道などで言われているほど簡単ではないが、少し楽観する余裕はあると思う」と、厳しい組み合わせを引いたという印象はないようだ。

 一方で、マンチーニ監督は対戦相手の立場について「もし、彼らがイタリアに負けたとしても、それは普通のこととして受け止められるのは事実だろう。そうした意味で、彼らには失うものがないと言える」と言及。そして「スイスはいつでも厄介な相手だ。そして、今大会でサプライズを起こし得る。プレミアリーグでプレーする質の高い選手も多い」と、警戒の一番手に挙げた。

 欧州伝統国の復活へ向けて歩みを進めているイタリアは、来年の本大会でそのV字回復ぶりを印象付ける試合を見せ、好成績を残すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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