“アジア王者”ラモスジャパン、決戦の舞台へ ビーチサッカーW杯で「ブラジルを倒したい」

アジア予選決勝、UAEにPK戦で勝利しアジアチャンピオンに【写真:Noriko NAGANO】
アジア予選決勝、UAEにPK戦で勝利しアジアチャンピオンに【写真:Noriko NAGANO】

もし選手だったら開催国と対戦したい

――AFCビーチサッカー選手権決勝のUAE戦は、PK戦にもつれ込みましたね。

「そう、神様は簡単に優勝させてくれなかった。2-0でリードした時に、『もう1点取ったら勝てる、だけどこのままいったら、苦しむぞ』って。結局2点取られた。でも、『PK戦に持っていったら勝てる』という雰囲気があった」

――W杯では日本がマークされるのでは?

「いやー、めちゃくちゃマークされる。ラモスだけには負けないって、みんな来る。だって、元選手が監督やってるでしょ。俺、全員に試合で勝ってる。みんなと仲がいいけど、『ラモス日本にだけは負けたくない』っていうのが合言葉になってる」

――W杯の組み合わせ(パラグアイ、スイス、アメリカ)を見て、どう感じましたか?

「最高ですよ。私がもし選手だったら開催国と当たりたいと思ったんです。盛り上がったなかで勝ってみ! サポーターはピッチに入るわけじゃないから大丈夫。ワールドカップに出ても開催国と当たるのは、たぶん2度とないですよ。何人かはこれでもう引退するかもしれない。でも、日本にとってこの経験はすごい財産だと思う。

 今はどこのチームも強いけど、スイスがやっぱり強いね。どのグループでも難しいけど、ブラジルとロシアに当たるよりは、パラグアイに当たりたい。で、決勝トーナメントでブラジルと当たって倒したいね。それくらい描いていかないと。あとは、選手たちが信じてついてくるかどうか。パラグアイとの対戦、私はワクワクしてる。何が起こるか分からないしね。逆に、向こうは勝たなきゃいけないプレッシャーがある」

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