ソン・フンミン、恩師とともにバイエルン移籍? 韓国メディアも注視「最適なチームだ」
ポチェッティーノ監督の新天地候補に挙がるバイエルン、教え子ソン・フンミンも揃って移籍の噂
トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が2019-2020シーズン序盤の不振を受けて、19日に監督を解任された。
トットナムはプレミアリーグ第12節を終え、3勝5分4敗と負け越している。不振から脱出すべく、新指揮官として白羽の矢が立ったのが、ジョゼ・モウリーニョだ。クラブは20日、モウリーニョ監督の就任を正式に発表した。
これを受けて韓国メディアもすぐに反応。特にポチェッティーノがクラブを離れるなか、ソン・フンミンの移籍説がここに来て浮上しているという。
韓国のスポーツ・芸能専門サイト「OSEN」は「ポチェッティーノの解任後、次に行くクラブで最も有力なのはドイツ・ブンデスリーガとバイエルン・ミュンヘンだ」と伝え、さらには「ポチェッティーノが離れることでトットナムの選手たちも移籍する可能性も排除できない。特にバイエルン・ミュンヘンからも注目されているソン・フンミンのドイツ復帰への関心がより高まった」と報じている。
現時点では噂の域を出ないが、これからどのような動きがあるのか見守るべきところだろう。
記事では「バイエルン・ミュンヘンはソン・フンミンに最適なチームだ。リーグ優勝の可能性はどのチームよりも高く、欧州チャンピオンズリーグ制覇にも挑戦できるほどの戦力を備えている。怪我をしているFWキングスレイ・コマン、30歳のFWイヴァン・ペリシッチとの主力争いもそこまできつくはないだろう。ポチェッティーノがいれば問題ない」と、バイエルンにポチェッティーノがいれば主力争いにも勝ち、十分に活躍できると伝えている。
しかし、モウリーニョもソン・フンミンの実力は知るところで、簡単には手放さないだろう。果たしてソン・フンミンのバイエルン移籍説は噂で終わるのか。今後の動向に注目したい。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。