ギグス監督、母国ウェールズをEURO出場に導き喜び露わ 「人生で最高の日の一つ」

監督として、初めて大きな国際大会への出場を決めたウェールズ代表のギグス監督【写真:Getty Images】
監督として、初めて大きな国際大会への出場を決めたウェールズ代表のギグス監督【写真:Getty Images】

監督として、初めて大きな国際大会への出場を決めたギグス

 ウェールズ代表は19日に行われたEURO2020予選のグループEで、ハンガリーに2-0で勝利し、逆転で本大会出場を決めた。現役時代、マンチェスター・ユナイテッドの選手として数々のタイトルを獲得してきたライアン・ギグス監督は、「人生で最高の一日のひとつ」と、喜びを語った。英衛星放送「スカイ」が報じている。

 6月にブダペスト行われた第4節のハンガリー戦に0-1で敗れ、序盤の3試合で2敗を喫し、一時は本大会出場が絶望視されていたウェールズ。しかし、その後は勝ち点を重ね、19日のハンガリー戦をユベントスのMFアーロン・ラムジーの2ゴールで勝利し、4戦無敗として2大会連続の本大会出場を決めた。

 ウェールズを率いるギグス監督は現役時代、ユナイテッドで25のタイトルを獲得しながらも、メジャーな国際大会に出場できなかった。それでも来夏、監督としてチームを率いることになる。

「これ以上のことはないよ。2敗を喫した夏の地点から、見事なカムバックを見せた選手たちを称賛したい。私たちは気骨、決意、クオリティを示すことができた。私の人生のなかで、最高の一日の一つだ」とギグスは喜びを語った。

 完封したゲームを振り返り、「私たちは良い守備を見せることができたが、もっとできる。2得点とクリーンシート(無失点)は、前半にGKウェイン・ヘネッシーがセーブをした場面以外は、危ない場面もなかった」と内容を評価した。

 EURO2016では、優勝したポルトガルに準決勝で0-2と敗れたウェールズだが、上々の成績を残した。ギグス監督は「このチームはもっとできる。チームにはクオリティーがあり、それは11人だけではない。全選手が、質の高さを見せている。最後、何人かの若い選手たちは疲れ切っていたよ。正直に言うと、個人的にどんな意味があるかは考えたことがないんだ。全員がハードワークをしてくれて、求められる最高のコーチ陣に恵まれたからね」と話した。

 本大会で再び上位進出できるか。監督として、初めてメジャーな国際大会に臨むギグス監督の手腕にも大きな注目が集まりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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