鹿島一筋18年 天才ドリブラー本山が生まれ故郷のJ2北九州移籍決定 J2優勝を誓う

「地元で第二のプロ人生を歩めるのは夢のよう」

 J2北九州は今季限りでJ1鹿島と契約満了となった元日本代表MF本山雅志を完全移籍で獲得したと正式発表した。

 福岡県北九州市出身の本山は東福岡高卒業後、1998年に鹿島と契約。そこから18年間に渡り、常勝軍団の鹿島で活躍。2002年から背番号10を背負った。相手守備陣を切り裂くドリブルは常に相手の脅威となり、元日本代表のフィリップ・トルシエ監督にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元ウェールズ代表MFにちなみ、「和製ギグス」とまで称された。

 日本代表としては、2000年のU-23日本代表の一員としてシドニーオリンピックに出場。国際Aマッチ28試合出場を記録した。

 生まれ故郷で第二の人生をスタートさせる本山はクラブを通じて「ギラヴァンツ北九州に加入できたことを大変光栄に思うと同時に、この地元で第二のプロ人生を歩めるのは夢のようです。J2優勝、そしてJ1昇格を実現できるよう、自分の持っている力をすべて出し切りたいと思います。サポーターの皆さんと一緒にこの地を盛り上げ、地域貢献においても役に立てるよう頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします」とコメントを発表している。

 来年37歳の誕生日を迎える天才が心機一転、新たな舞台で戦いに臨むことになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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