バルサ安部裕葵、初のトップ出場に現地紙も注目 「技術と突破力に光るものを見せた」
カタルヘナとの親善試合に後半から途中出場 日本人選手として“歴史的”な一歩
バルセロナBに所属するMF安部裕葵は現地時間13日、3部のカタルヘナとの親善試合に初めてトップチームの選手として招集され、後半途中から出場を果たした。日本人選手として初めてとなるバルサのトップチームでの出場に、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も注目している。
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この日の試合はスペイン南東部で9月に起きた、洪水などの水害に対するチャリティーとして開催された。国際Aマッチウィークということもあって、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスといった主力メンバーはいなかったものの、元スペイン代表DFジェラール・ピケ、代表戦から招集外となったMFセルジ・ロベルト、FWウスマン・デンベレらがメンバー入り。バルサBの選手も多く招集されるなか、安部もその一員となった。
試合は後半19分に今季トップチームに定着しつつあるFWカルラス・ペレスが先制ゴールをゲット。そのペレスと後半30分に代わってピッチに入ったのが安部だった。短い時間のなかで得点にこそ絡めなかったものの、得意のドリブル突破を狙う場面もあった。
試合は終盤にFWアレハンドロ・マルケスが追加点を奪い、2-0で終了した。同紙の選手個人への寸評では「セルジ・ロベルト/実行者:相手の防壁を破るために2つの縦パスを入れた」、「デンベレ/置き忘れられる:ライン間やペナルティーエリア近くで自分の居場所を見つけられなかった。それでも味方からの良いアシストで、徐々に自らを手中にしてきた」と主力選手について記すとともに、途中出場した安部についてはこう記している。
「ヒロキ・アベ/歴史:アタッカーはバルセロナのユニフォームを着た初めての日本人選手となった。彼は自らのテクニックと突破力に光るものを見せた」
短い時間ながら、自身の強みをアピールしようとしたと評価している。主戦場はバルサBの安部だが、今回の貴重な機会を生かしたといえそうだ。