ミラン本田が今季初先発もアピール失敗 「いやー、きつかった」

 3万4300人が来場したピッツバーグのハインツ・フィールドで起きたミランの惨敗劇。本田は試合後、割とサバサバした様子だった。

「いやー、きつかった。プレーにキレがある? 前半ぐらいまではね、まあ結構動けるかなと思いましたけど、後半一気に足が止まって……。まあこれからですね」

 1次リーグ1分け2敗という惨敗に終わったブラジルワールドカップの休暇明けで、チーム合流間もない本田は後半の“ガス欠”をそう嘆いた。

 前半はミランの若きエースFWステファン・エルシャラウィにボールが集中。本田はパスを呼び込むために右サイドの持ち場をしばし離れ、中央などに進出したが、結局パスは回ってこなかった。

 後半、エルシャラウィの代わりにFWバロテッリが入ると、右サイドに張り付く格好になった。バロテッリからショートパスを受ける回数は増えたが、プレー機会は限定的で、チャンスを演出することはできなかった。後半16分には直接FKを蹴ったが、相手の壁を直撃した。

 チームもプレミア覇者に大敗。本田は今季2度目の実戦で先発奪取のアピールはできなかった。昨季、クラレンス・セードルフ前監督は本田を4-2-3-1システムの右攻撃的MFで起用することが多かった。しかし、スピードと局面を打開する力に欠け、明確な結果を出せずに地元メディアの批判を集めた。インザーギ監督は0-3で完敗した24日のギネス杯初戦オリンピアコス戦で途中から、さらにこの日は先発で、昨季輝けなかった「右サイド本田」を再びテストした。

 インザーギ監督は本田を左ボランチでもテストする考えを持っている。コンディションの問題なのか、チームの戦力的な問題なのか、またしても不発に終わった右ウイングで本田を今後も試すのか。それとも、ボランチにシフトするのか。

 オリンピアコス戦に続く、惨敗となった「インザーギミラン」は荒波の船出となった。2試合でいまだ見せ場のない本田がどんな巻き返しを見せるのか注目したい。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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