メッシの自宅が社会問題に? バルセロナの空港拡張計画が延期の理由に現地紙が注目
Vuelingのプリエト社長が「飛行機はメッシの自宅がある上空を飛行できない」と発言
バルセロナのスーパースターと言えば、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。クラブと街を象徴するメッシは世界中のサッカーファンからのリスペクトを集めているが、そのメッシの自宅が社会的に“思わぬ影響”を与えているのでは、とネット上で話題になっている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
スペイン紙「AS」が伝えたのは、スペインの航空会社「Vueling」のハビエル・サンチェス・プリエト社長のインタビュー。現在バルセロナ市は、市街地から約10数キロの場所にあるエル・プラット空港の拡張計画が延期されている。発着数を増やしたい航空会社としては少々痛手だが、この理由として同社長がこんなふうに語ったのだという。
「飛行機はレオ・メッシの自宅がある上空を飛行することが許可されていないのだ」
このプリエト社長のコメントは、スペイン国内などのソーシャルメディア上で大きく取り上げられているという。ただし、同紙は本当の理由についてこのように説明している。
「答えはメッシがエル・プラット空港によって昼寝を邪魔されないように、というわけではない。バルサのキャプテンはバルセロナ市内から約25km離れたガラフ市に住んでいて、そこには絶滅危惧種が生息するガラフ公園がある。そのためエル・プラットに発着する飛行機は地中海を少し迂回する必要があり、“なんで180度も旋回するのか”と疑問に思う人への答えとなる」
メッシが住んでいる同市は森林に恵まれ、美しい海岸線の見える美しい街である。しかし、まさか自分の名前を出されて飛行機が飛ばない理由にされるとは、メッシも思ってもみなかったことだろう。
page1 page2