恐喝容疑のベンゼマが移籍市場の人気銘柄に!? プレミア金満2クラブが獲得興味か

ベンゼマ自身がレアルからの移籍を検討?

 フランス代表の同僚に対する恐喝容疑で逮捕、起訴されているレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマの争奪戦が、意外にも巻き起こっているという。成績不振からジョゼ・モウリーニョ監督を解任したチェルシーとマンチェスター・シティが、1月の移籍市場で渦中のストライカーの獲得に乗り出していると、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 ベンゼマに対してはアーセナルが獲得に乗り出していたが、フロレンティーノ・ペレス会長は放出の意向を見せず、「BBC」と呼ばれる強力3トップをクリスティアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイルと結成してきた。

 だが、ここに来て風向きが大きく変わってきた。リヨンMFマテュー・ヴァルブエナの映ったセックステープに関する恐喝事件に関与し、11月にフランス警察当局に逮捕・起訴されている。フランス代表の活動停止処分を受けており、有罪となれば禁錮5年という重罪が課されることになる。

 容疑を否認し、善意による仲介役であったことを強調しているベンゼマ自身は、レアルのチームメイトからのサポートの少なさにショックを受けているとレポートされている。1月のプレミアリーグ移籍を前向きに検討し始めたというストライカーに対し、シティとチェルシーというオイルマネーを背景にした資金力を誇る強豪2クラブが、獲得に乗り出したという。

 20日のラージョ戦では圧巻のハットトリックを達成。実力はお墨付きながら、容疑者として窮地に立っているベンゼマ。キャリアの危機に立たされているストライカーは、1月に”白い巨人”を離れ、プレミアに新天地を求めるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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