岡崎慎司、「ベストなパフォーマンス」の理由をスペイン紙検証 指揮官の“攻撃的采配”指摘
ウエスカはエルチェに2-0快勝 岡崎は決勝点を挙げて高評価
スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司は、現地時間27日、リーグ第13節エルチェ戦で決勝点を挙げ、2-0の勝利に貢献した。今季3点目のゴールを記録する活躍にスペイン紙「AS」は注目。「ミチェル(・サンチェス監督)が岡崎のベストを見出す」と報じている。
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今季からウエスカに加入した岡崎は、第8節ジローナ戦(1-0)で移籍後初ゴールを記録。第12節ルーゴ戦(2-3)で今季2点目を挙げると、エルチェ戦では2試合連続ゴールで3試合ぶりの勝利を演出した。
センターフォワードとして本領を発揮しつつある岡崎について、「AS」紙は「ミチェルが岡崎のベストを見出す」と見出しを打ち、指揮官の用兵が活躍の鍵となっていることを指摘。「指揮官は攻撃にいくつか手を加え、岡崎は大きな恩恵を受けた」として、次のように検証している。
「マドリードのコーチ(ミチェル監督)はチームにより攻撃的、積極的に振る舞うことを望み、縦への推進力を出すためにアタッカーを変更した。岡崎とともに攻撃を担ったのはMFクリスト・ゴンザレスとFWダニ・ラバで、日本人ストライカーは連動した攻撃でベストなパフォーマンスを発揮。これまでのどの試合よりもプレーに絡むことができた」
さらに、エルチェ戦で岡崎のゴールをアシストし、自らもゴールを決めたMFフアン・カルロスの活躍にも言及。「攻撃は彼の存在によって多くの利益を得た」と称賛し、岡崎の活躍に寄与したことにも触れている。海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版も「ウエスカの指揮官が迷うのは岡崎の相棒のみ」としたうえで、「フアン・カルロスには次も機会が与えられるだろう」と予測した。
シーズンが深まりチームが構築されていくなかで、現地メディアも攻撃の中心を岡崎と捉えて議論を交わしている。リーグ中盤戦に向けて攻撃陣が固まっていけば、チームとして岡崎を活かす場面も増えていくことになりそうだ。