“日韓戦”を制したフットサル日本代表 カズが出場した2012年以来のW杯へ第一関門を突破

日韓戦を制したフットサル日本代表【写真:河合拓/Futsal X】
日韓戦を制したフットサル日本代表【写真:河合拓/Futsal X】

アジア東地区予選を2連勝で突破 W杯予選を兼ねた来年2月のAFCフットサル選手権の出場権を獲得

 フットサル日本代表は24日、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020東地区予選で韓国代表と対戦した。日本は22日にマカオ代表に17-2で勝利、韓国は23日にマカオ代表に7-1で勝利しており、この日韓対決に勝利した国がAFCフットサル選手権の本大会の出場を手にできることになっていた。

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 2020年に開催されるAFCフットサル選手権は、単にアジア最強を決める大会ではない。同大会は、同年にリトアニアで開催されるフットサル・ワールドカップ(W杯)の予選を兼ねる。2016年にフットサルW杯コロンビア大会の出場を逃した日本にとっては、横浜FCの元日本代表FW三浦知良が出場して大きな話題となった2012年のフットサルW杯タイ大会以来、2大会ぶりのW杯出場を目指す戦いが、この東地区予選からスタートしたのだ。

 今回の東地区予選は、7つの国を2つのグループに分けて行われており、日本はマカオ、韓国とともにグループBに入った。そして初戦となった22日のマカオ戦、日本は圧倒的な強さを示す。前半だけで10ゴール、後半も攻め手を緩めずに7点を加え、17-2で勝利を収めた。キャプテンのFP吉川智貴、FP室田祐希、FP加藤未渚実の3選手がハットトリックを達成し、FP(フィールドプレーヤー)の12人中10人が得点を決め、どこからでも点が取れることを示す1勝だった。

 圧倒的な攻撃力を示した日本だったが、24日の韓国戦では一転して苦戦を強いられる。自陣でボールをつなぐことをせず、一気に最前線のピヴォにボールを入れてくる韓国代表の戦術に手こずった。それでも前半7分、日本は右サイドから仕掛けた室田が2試合連続となるゴールを決めて1点をリードした。

 このゴールで流れに乗りたい日本だったが、前半10分にはロングボールを前線に入れられると、FP安藤良平が相手を引っ張ってしまう。ファウルが起きた地点はペナルティーエリアの外のように思われ、韓国の選手たちもセットプレーのポイントを確認していたが、審判はPKとしてしまう。これを決められ日本は1-1の同点に追いつかれた。その後、前半は得点が決まらずに1-1でハーフタイムを迎える。

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