ファンハール新監督がマンチェスター・U復活に向けて鍛えるのは足ではなく脳!?

 母国オランダをワールドカップで3位に導いてからまだ間もない指揮官だが、新監督に就任したマンチェスター・Uでも早速の辣腕ぶりを見せている。現時点では、選手の成長にはそれなりの手応えを感じているようだ。ファンハール監督はイタリア強豪ASローマとの親善試合を前にこう語った。

「選手はわれわれが示した情報を吸収しようとしている。それは大事なことだ。選手はわれわれの哲学を遂行しようとしている。どう成長するか見てみたい」

デイビッド•モイーズ元監督の指導で名門は、昨季7位と凋落した。復権を託された新指揮官は、選手たちの脳を活発化させる狙いを口にした。

「最大の違いは、私は選手にトレーニングを課すが、それは彼らの足に対してではないのだ。脳と脳の力に対する働きかけだ。それが(これまでの指導者との)最大の違いだ。すべての選手に簡単なものではない。私ははっきり言う性格なので、選手がどんな状況か、よくなれるのか、悪くなるのかは明確に口にする」

 選手の脳みそに働きかけるというファンハール流トレーニングがMF香川真司ら昨季輝きを失った選手たちに光を再び与えるのか。アシスタントコーチのライアン•ギグス氏が名将アレックス•ファーガソン氏に共通するオーラがあると、敬服するほどの手腕に注目したい。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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