「カッコ悪くてもゴールを守る」 浦和GK西川、好セーブ連発を呼んだ勝利への“信念”

決勝トーナメント累積2枚目のイエローカードでアル・ヒラルとの決勝第1戦は出場停止

 一方で、残念なこともあった。西川は1-0で迎えた後半14分、遅延行為でイエローカードを提示されてしまった。これが決勝トーナメントに入ってから累積2枚目で、アル・ヒラル(サウジアラビア)と戦う決勝の第1戦、中東遠征のゲームは出場停止になってしまった。西川は「前半から少し注意はされたけど…」と、完全には納得していない様子だった。

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 しかし、同時に西川は「アウェーではあり得ることだと切り替えるしかなかった。次は難しいゲームになるけど、自分にできることを少しでもサポートしたい」と、GK福島春樹の出場が濃厚になった試合までの期間、最大限の力を尽くすと語った。

 浦和の歴史的な中国での初勝利を飾った試合で、インパクトは決勝ゴールの興梠に大きくあっただろう。しかし、最後方でも戦う姿勢を見せ続けた守護神の存在なくして、中国の雄である広州恒大を2戦連続でシャットアウトという結果はなかった。出場停止の代償は大きかったかもしれないが、決勝に進出した浦和を間違いなく力強く支えたのが西川だった。

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