レアルに“大金星”のマジョルカ、スペイン2紙が高評価 守備に奮闘した久保も及第点
リーグ戦で無敗のレアルを1-0で撃破、久保は後半途中から出場
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第9節の本拠地レアル・マドリード戦に後半14分から途中出場。大半の時間帯で守備に追われるなか右サイドで役割をこなし、レアルからの1-0“金星”に貢献した。ただしスペインの全国紙の評価では、及第点の評価にとどまっている。
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試合は前半7分、マジョルカのFWラゴ・ジュニオールがドリブルを開始。レアルDFアルバロ・オドリオソラとの1対1で仕掛けてペナルティーエリア内にカットインすると右足を振り抜く。綺麗なカーブを描いた一撃がゴール右隅に決まり、マジョルカが先制に成功した。
その後はレアルが攻勢をかけ続けるなかで、久保は後半14分に投入される。対面はブラジル代表DFマルセロとなるタフなマッチアップのなかで、ボールを受けてチャンスメイクする場面は限られた。ただし、1点リードを奪ったチームの守備組織に穴を開けないように奔走。試合はオドリオソラがレッドカードで退場となったこともあり、1-0のまま勝利。今季リーグ戦で無敗だったレアルに初めて土をつけた。
スペイン紙「AS」では、レアルがクロアチア代表MFルカ・モドリッチやウェールズ代表FWギャレス・ベイルを欠いて挑んだ試合を「(レアルにとっての)プランBは悪いプランだった」と評するとともに、採点ではコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、スペイン代表MFイスコがそれぞれ「チャンスを逃した」、「彼はマジョルカ相手に危険を示せなかった」と厳しい評価を与えられた。
一方、“大金星”となったマジョルカの選手の採点は、「AS」紙も「マルカ」紙もおしなべて高く、本来の攻撃に良さを出せなかったものの久保も3つ星満点中1つ星となっている。“保有元”のレアル相手に完璧なアピールとはならなかったが、冷や水を浴びせたことはジネディーヌ・ジダン監督の脳裏にも残るだろう。