ザルツブルク、リバプール戦“変貌”の理由は監督の檄 ハーフタイムの“熱弁動画”が話題

ザルツブルクのジェシー・マーシュ監督【写真:Getty Images】
ザルツブルクのジェシー・マーシュ監督【写真:Getty Images】

マーシュ監督がハーフタイムに選手を鼓舞

 ザルツブルクは現地時間2日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節アウェーのリバプール(イングランド)戦で3-4と惜敗した。前半に3失点するも、後半から日本代表MF南野拓実が1ゴール1アシストと活躍。3点ビハインドから昨季王者を追い詰めた理由の一つに、ジェシー・マーシュ監督の“喝”があったようだ。ダニエル・ウィルケンコーチが公式ツイッターで公開した動画を、英紙「デイリー・ミラー」などが伝えて話題を呼んでいる。

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 ザルツブルクは前半に3失点する厳しい展開でハーフタイムを迎えた。前半39分に韓国代表FWファン・ヒチャンのゴールで1点を返していたものの、後半に入ってからはまるで別チームになったかのように躍動。2点を追う同11分、南野が左クロスを右足のダイレクトボレーで合わせてCL初ゴールを奪うと、4分後には南野のアシストでFWエルリング・ブラウト・ホランドが同点弾を挙げた。

 最終的にはリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーに決勝点を奪われ、3-4で惜敗。だが、後半からは王者を追い詰め、同点に追いつく意地を見せた。その“原動力”の秘密はハーフタイムにあったようだ。ロッカールームにマーシュ監督が鬼の形相で入ってくると、声を張り上げ選手に向かって「リバプールにリスペクトし過ぎだ」と熱いゲキを飛ばした。

「まず最初に、君たちは何回ファウルした? 2回だぞ? これは親善試合じゃない、チャンピオンズリーグだ! もっと体を張れる。(リバプールのオランダDFフィルジル・)ファン・ダイクにもっといけよ、リスペクトしすぎだ。彼らは強い? そうだ、でも相手にタックルもせず、戦いもせず、いい試合ができるというのか。彼らは我々がここに戦いに来たということを知る必要がある。戦術について少し話したら、自信と意思を持ってピッチに立って、彼らにやり返すんだ!彼らは強い。でももっと戦って試合に命を吹き込むんだ。さあ、行くぞ!もっとやれることがある!」

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