岡崎慎司は「最も重要なアジア人選手の1人」 スペインメディアが“古巣”マラガ戦に注目
ウエスカで存在感を高める岡崎 異例の契約解除となったマラガ戦は「特別な試合」
スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司は、現地時間6日にリーグ第10節マラガ戦を迎える。今年7月に加入するもクラブの財政面の問題により公式戦に1試合も出場することなく、契約解除となった“古巣”との一戦になるが、スペイン地元メディア「スポルト・アラゴン」は「オカザキにとって特別な試合」と報じている。
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岡崎は9月4日にウエスカに加入すると、第4節スポルティング・ヒホン戦(1-0)に途中出場したのを皮切りに、ここまで6試合連続出場中。28日に行われた第8節ジローナ戦(1-0)ではアクロバティックなボレーシュートを叩き込み、スペインメディアからも称賛を浴びた。
新天地で徐々に存在感を高め、チームの上位進出にも貢献している日本人FWが、6日に本拠地で顔を合わせるのが、今夏1試合も出場せずに異例の契約解除となったマラガだ。「スポルト・アラゴン」は、この一戦を「オカザキにとって特別な試合」と注目。これまでのキャリアとともに特集している。
「オカザキのスポーツキャリアは、ヨーロッパサッカー、また自国代表として近年最も重要なアジア人選手の1人と定義されている。シュツットガルト、マインツ、レスターと渡りプレミアリーグを制覇したのが、現在のアスルグラナ12番の経歴。だからこそ、先の移籍市場序盤にマラガへ移ったのはおかしなことではなかった」
昨季限りで4シーズンを過ごしたレスターを去り、スペインへ渡った経緯を振り返ると、「その後、日本人FWにとって物事が好転しなくなる」とマラガの深刻な経営問題に直面し、選手登録に困難が生じたと伝えている。もちろん、岡崎にとっては無念の退団劇であり、「オカザキは今年の夏に出て行かざるを得なかったクラブと対戦する」と、この一戦を複雑な胸中で迎えることになると言及している。
ウエスカで不可欠な存在になりつつある“侍ストライカー”は、スペイン初上陸の地となった“古巣”との初対戦でどんなパフォーマンスを見せるのか。現地メディアも注目しているようだ。