11戦ぶり勝利の浦和、大槻監督が垣間見せたわずかな“安堵の表情”が意味するものは?

浦和レッズの大槻監督【写真:高橋学】
浦和レッズの大槻監督【写真:高橋学】

天皇杯でJFLのHonda FCに敗れるなど未勝利の苦境が続いていたが…

 浦和レッズは2日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦で、広州恒大(中国)にホームで2-0の勝利を収めた。公式戦では11試合ぶり、ホームゲームでは約3カ月ぶりの勝利に、大槻毅監督は安堵の表情を見せた。

 浦和はこの広州恒大戦で、改めてACLでの強さを見せつけるような試合を展開した。相手のファビオ・カンナバーロ監督が「前日会見で話したように、難しい相手なのは分かっていた。強い相手であることからこのスタメンで臨んだ」と話した3バックでマッチアップさせるシステムを選択してきたが、大槻監督はそれを「想定内だった」と話した。

 混乱することなくボールを保持した浦和は、我慢強くボールを動かしながら広州恒大陣内へ進出する攻撃だった。そのなかでFWファブリシオが前半19分に“弾丸ミドル”で先制点を奪うと、後半30分にはMF関根貴大も強烈なミドルを叩き込んだ。終わってみれば、広州恒大をシュート3本に封じ込んだ完璧な試合運びで、2-0の勝利を飾った。

 浦和はこれが公式戦では11試合ぶりの勝利。そして、ホーム埼玉スタジアムや無失点という条件を加えれば、7月6日のJ1リーグ第18節ベガルタ仙台戦以来と、実に約3カ月ぶりだった。その間には天皇杯ラウンド16でJFLのHonda FCに敗れ、直接の対話を求めるサポーターとスタジアムの出口で選手バスを停車させて大槻監督が話し合うこともあった。

 その点について質問を受けた大槻監督は、厳しい表情を崩さずに臨んでいた試合後記者会見の中で、唯一「ふぅ」と息をついて、わずかにホッとしたような表情を浮かべた。

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