トッテナム、マンU“引き抜き”報道のポチェッティーノ監督に選手の疑念が増幅と英紙報道
幹部はポチェッティーノ監督の後任に英代表サウスゲイト監督をリストアップ
昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝まで勝ち上がったトットナムの周囲が騒がしくなっている。プレミアリーグでは6位(3勝2分2敗)、そしてリーグカップでは3回戦で4部コルチェスター相手にスコアレスドローを演じ、PK戦で敗退した。英紙「ザ・サン」がトットナムの選手たちは「ポチェッティーノの離脱を覚悟」と報じると、英紙「デイリー・スター」は、トットナムの幹部が後任にギャレス・サウスゲイト監督を挙げたと伝えた。
現地時間24日に行われたリーグカップに敗退後、ポチェッティーノ監督は会見で「選手の中に異なる議題を持つ者がいる」と発言し、物議を醸した。これに対して「ザ・サン」は、複数の選手たちに近い人物は「彼らは、異なる議題を持っているのはポチェ自身だと感じている」「彼に好印象を持ってはいないし、彼の言葉は何の助けにもなっていない」と、話したという。
夏の移籍市場では、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンやイングランド代表DFダニー・ローズが移籍を希望。ベルギー代表DFトビー・アルデルヴェイレルトは、契約最終年を迎えている。だが、「選手たちは『クリスティアンは常に正直に、クラブを離れたいと話していた』」と話しており、選手間でのわだかまりはないという。
選手の多くはポチェッティーノ監督がクラブを離れるつもりであり、その行き先の第1候補がマンチェスター・ユナイテッドだと考えているようだ。
「デイリー・スター」紙は、トットナムの幹部がシーズン終了後に向けて、現イングランド代表のサウスゲイト監督を新指揮官リストの筆頭候補にしたと報じている。昨シーズンのCL決勝前に、優勝した場合はチームを離れると発言して以降、トットナムの幹部は次期監督のリストを作成していたという。
同紙は「ポチェッティーノ監督とダニエル・レヴィー会長は良い関係にあり、この段階での解任はない。それでも今シーズンがトットナムで指揮を執る最後の1年になるだろう」と、続けている。
選手たちが考えているように、ユナイテッドがポチェッティーノ監督を引き抜くのか。今季終了後に監督交代が起こるのか。結果が出なければ、トットナムの混乱はますます大きくなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)