なぜ香川と久保の“ギャップ”は生まれた? 現地から読み解く背景「明確な理由がある」

スペインを戦場に据えている香川と久保【写真:Getty Images】
スペインを戦場に据えている香川と久保【写真:Getty Images】

【現地発】サラゴサで絶大な人気を誇る香川、マジョルカでユニフォームを見かけない久保

 日本代表MF香川真司(サラゴサ)と同MF久保建英(マジョルカ)。中盤でプレーする2人は現在、スペインを戦場に据えている。日本で高い人気を誇る両雄だが、現地に足を踏み入れると、日本の報道を確認するだけではどうしても掴み切れない、香川と久保の“ギャップ”が存在した。

 サラゴサに降り立ったのは現地時間21日だった。この日は スペイン2部リーグ第7節のルーゴ戦(0-0)を行なったが、驚かされたのは香川の愛されぶりだ。今夏に加入したばかりにもかかわらず、スタジアム周辺を歩いているだけで、「シンジ! シンジ!」と声を掛けられ、写真撮影を頼まれることも多かった。

 サポーターの背番号「23」ユニフォームの着用率は、他の追随を許さぬほど圧倒的だった。クラブの広報部長にユニフォームの売り上げについて尋ねても「シンジが断トツだ」と明言するほど。サラゴサを訪れて分かったのは、想像以上に香川はクラブの顔としての立場を確固たるものとしていたことだった。

 その後、マジョルカを訪問したのは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第6節のアトレチコ・マドリード戦(0-2)だった。初先発を飾った久保にはスタジアム全体から温かな声援が送られていた一方、サラゴサよりも遥かに日本人が多数訪れていたものの、久保の背番号「26」を着用したサポーターは、日本人以外でほとんど見かけることがなかった。

 試合前に30分間ほどスタジアム周辺を回ってみたが、久保のユニフォームを着たサポーターをようやく1人見つけた。「久保を選んだのは、シンプルに彼がこのクラブのベストプレーヤーだからさ」と語ったビセンテさんに、背番号「26」を全体的に目にしないことについて尋ねると、「認められていないわけでは決してない」と前置きしたうえで、現状の要因に持論を述べた。

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