ローマで不遇の”元世界最高の左SB” アストン・ビラが獲得に関心を示す
35歳になったA・コール 今年3月から実質戦力外の状態に…
かつて「世界最高の左サイドバック」とも称された男が、プレミアリーグの舞台へ戻ってくるかもしれない。ローマで今年3月から公式戦に1試合も出場していない元イングランド代表DFアシュリー・コールに対して、アストン・ビラが関心を示していると英地元紙「デイリー・メール」が報じている。来年1月の移籍市場で、1年半振りの母国復帰を果たす可能性があるようだ。
アーセナル、チェルシーというロンドンの2大クラブで活躍したコールは、2014年にチェルシーを退団。その後、強豪ローマと2年契約を結び、セリエAの舞台で初の海外挑戦をスタートさせた。しかし、今月35歳を迎えるベテランは、ローマで苦戦が続いていた。昨季序盤は先発起用されていたが、徐々に出場機会を減らし、今年の3月以降は試合出場がなく、実質戦力外の状態が続いている。
現在プレミアリーグ最下位に沈むアストン・ビラのガルデ監督も、「アシュリーは経験豊富だが、現在プレーできていない。私にとってはいい選手であれば誰だって興味がある。彼もまたいい選手だ」と語り、苦境のチームに経験をもたらす貴重な戦力として獲得を希望していることを明かした。
かつてはイングランド代表のレギュラーに君臨し、世界最高の左サイドバックの1人として名声を得たコール。今や伝説となっている2003-04シーズンのアーセナル無敗優勝時のメンバーの1人だ。チェルシー移籍後にはUEFAチャンピオンズリーグ優勝も経験している名手には、母国で復活の期待がかかっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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