時代はチェルシーからリバプール? 英紙が移籍市場の流れを分析…昨シーズンから変化

リバプールとチェルシーの間では、多くの選手が行き来している【写真:Getty Images】
リバプールとチェルシーの間では、多くの選手が行き来している【写真:Getty Images】

リバプールではなく、チェルシーを選んだ選手たちは?

 今週末、プレミアリーグは第6節を控え、5連勝中のリバプールは敵地でチェルシーと対戦する。この試合を前にリバプールの地元紙「リバプール・エコー」は、これまで両クラブが獲得を目指した選手たちを取り上げ、その行き先の多くがチェルシーだったことを紹介。しかし、その流れが変わりつつあると特集を組んでいる。

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 リバプールとチェルシーの間では、多くの選手が行き来している。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、元フランス代表FWニコラス・アネルカ、元イングランド代表MFジョー・コール、元イスラエル代表MFヨッシ・ベナユンと、名前を挙げればキリがない。両チームが縦に早いサッカーを志向していることもあり、移籍市場で狙う選手も重なるケースが多い。

 元アイルランド代表FWダミアン・ダフは、ブラックバーンに在籍していた2002-03シーズンにクラブ内得点王となり、多くのチームの関心を集めた。当時、リバプールの監督だったジェラルド・ウリエ氏も獲得を熱望したが移籍金で合意に至らず、最終的にチェルシーへ加入。ダフは英専門誌の「フォー・フォー・ツー」のインタビューで「2回か3回、リバプールへの移籍に近づいた。行きたかったが、ブラックバーンがより多くの移籍金を求めていたんだ」と、当時の舞台裏を明かしている。

 今季、チェルシーで10番を背負うブラジル代表MFウィリアンも、リバプール入りが目前に迫っていた1人だ。しかし、トリッキーなMFは、トットナムのメディカルチェックを受けた後、チェルシーに加入していた。ウィリアンによると「代理人が複数のクラブと交渉していて、合意に達するのを待っていた。彼らが僕のことを必要としてくれているのが分かった時、『チェルシーに行きたい』と決断したんだ」と、話している。

 一方、フランス代表FWロイク・レミーは、QPRからリバプールへの移籍が決定的だった。14年夏にはプレシーズンのアメリカツアーにも参加したが、過去にメディカルチェックで心臓に問題があったことが指摘され、リバプールは最終的な合意に達していなかった。そして移籍市場が閉まる目前に、彼の獲得を発表したのがチェルシーだった。

 記事では、その他の事例にも言及。14年にチェルシーに加入したスペイン代表FWジエゴ・コスタが、その1年前にリバプール加入の可能性があり、同年に現リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーも2クラブの中からチェルシーを選んで移籍。また現在、チェルシーの左サイドバックを務めるブラジル人DFエメルソンが17年にリバプールに加入の可能性があった背景を紹介している。

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