中島翔哉、激怒の指揮官と“和解”シーンに現地注目 「中島事件の終点」「平和が訪れた」

ポルトMF中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトMF中島翔哉【写真:Getty Images】

ポルティモネンセ戦直後、ポルト監督が中島に怒りの形相で叱責して話題に

 ポルトガル1部ポルトの日本代表MF中島翔哉が、現地時間15日の第5節ポルティモネンセ戦(3-2)直後にセルジオ・コンセイソン監督から激怒された出来事が話題を集めていたなか、現地メディアは公開練習中に2人が和解したシーンを紹介している。

 10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦ミャンマー戦(2-0)に出場した中島は、ポルティモネンセ戦で2-0とリードしている後半28分から途中出場。ところが直後から流れが一変し、同29分に1点を返されると、同32分に日本代表DF安西幸輝に被弾して2-2に追いつかれた。

 それでも後半アディショナルタイムに、CKからスペイン人DFイバン・マルカノが値千金の決勝ゴールを決めて、ポルトが3-2と辛勝。コンセイソン監督は中島の守備に不満を隠せなかった模様で、試合直後のピッチに入ると中島の腕をつかんで振り向かせ、怒りの形相で叱責した。指揮官のあまりの興奮ぶりに、同僚のブラジル人MFオタヴィオとメキシコ代表FWヘスス・マヌエル・コロナが仲裁に入ったほどだ。

 ポルトガル紙「レコルド」は「中島事件の終点」と報じ、18日のトレーニング中のワンシーンを紹介。コンセイソン監督が中島に近づいて話しかけ、最後は和解した様子で指揮官が中島の体に手を添えている。

 ポルトガル放送局「SICニュース」は「ポルトと契約するだけでは十分ではない。それを感じる必要がある」という指揮官のコメントを紹介しつつ、両者が話し合って和解したと伝えた。またポルトガルメディア「maisfutebol」公式ツイッターも和解した瞬間の写真を添え、「平和が訪れた」と記している。

 世間の耳目を集めた“中島事件”は、これでひとまずのところ一件落着となりそうだ。

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