中島翔哉へ激怒の理由は“守備面”と“態度”? ポルトガル紙が指揮官との騒動を分析

コンセイソン監督とのやり取りが話題になっているポルトMF中島【写真:Getty Images】
コンセイソン監督とのやり取りが話題になっているポルトMF中島【写真:Getty Images】

ポルティモネンセ戦の終了直後に起きた中島とコンセイソン監督のやり取りが各メディアで話題に…

 FCポルトの日本代表MF中島翔哉は、現地時間15日の第5節ポルティモネンセ戦(3-2)の終了直後に、チームを率いるセルジオ・コンセイソン監督から激怒され、現地でも大きな話題となっている。その理由について、ポルトガル紙「A Bola」は、中島のパフォーマンスに加え、選手としての態度に問題点があったと指摘している。

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 中島はポルティモネンセとの試合で、チームが2-0とリードした後半28分からMFルイス・ディアスとの交代でピッチに立ち、そのままディアスのいた左サイドハーフのポジションに入った。しかし、ポルトは中島投入のわずか2分後に失点。さらに同32分には、中島と同サイドでプレーしていた日本代表DF安西幸輝が攻撃参加し、カットインから左足のミドルシュートを決めて、試合が振り出しに戻った。

 ポルトは後半アディショナルタイムに、CKからスペイン人DFイバン・マルカノが値千金の決勝ゴールを決めて、辛うじて3-2で勝利を収めたが、コンセイソン監督は中島の守備での貢献が欠けていたことに対し、怒りを露わにしていたと報じるメディアもあった。

 そうしたなかで「A Bola」紙も、中島と指揮官の騒動について特集している。まず中島投入の意図として、「ルイス・ディアスが安西とのインテンシティーの高いデュエルで疲弊していた」ことを指摘。安西のいるポルティモネンセの右サイドに対して、「中島にも(ディアスと)同等の対応を期待していた」が、中島はそれに応えることができなかったとしている。

 特に安西の得点シーンを見れば、中島が守備に戻れずにポルティモネンセに大きなスペースを与えていたことは明らか。「少なくともセルジオ・コンセイソンの下において、ドラゴンズ(ポルトの愛称)のファーストディフェンダーはアタッカーの選手であり、(ムサ・)マレガとゼ・ルイスはそれぞれの役割を理解し、監督の要求もしっかりと解釈できている」というなかで、中島は指揮官の再三の指示があったにもかかわらず、要求される守備の原則をこなすことができていなかったという。

 また同紙は、そうしたピッチ上でのパフォーマンスの問題だけであればここまで大事にはならなかったものの、同時に中島の選手としての態度についても改善すべきところがあると言及している。

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