久保は「マジョルカに革命をもたらした」 “流れを変えるプレー”にバルサ贔屓紙が反応
リーガ出場2戦目で本領発揮 巧みなドリブルでファウルを誘発してPKを獲得
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間13日のリーガ・エスパニョーラ第4節アスレティック・ビルバオ戦(0-0)でリーグ戦2試合目の出場を果たし、絶妙なドリブルでPKを獲得するなど存在感を発揮した。バルセロナ贔屓で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も、「マジョルカに革命をもたらした」と伝えている。
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久保は5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(2-0)に臨んだ日本代表に選出。自身初のW杯予選となったミャンマー戦は後半36分から出場し、18歳98日でW杯予選最年少出場記録を39年ぶりに更新した。11日にチームに再合流したなか、ビルバオ戦はメンバー入りしてベンチスタートとなった。
出番が回ってきたのは、0-0で迎えた後半18分。右サイドハーフに入ると同35分に魅せる。ペナルティーエリア手前右でボールを受け、細かいタッチでドリブル突破。フェイントから縦に持ち出し、相手DFユーリのファウルを誘発してPKを獲得した。キッカーのスペイン人FWアブドン・プラツがPKを枠外に外し、決勝ゴールとはならなかったが、久保は中2日で迎えた試合でも疲労を感じさせないプレーを見せた。
久保が今夏に契約を結んだ名門レアル・マドリード(その後マジョルカへレンタル)の宿敵であるバルセロナ贔屓の報道で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「久保はマジョルカに革命をもたらした」と題して記事を展開。PK奪取のシーンを描写するとともに、「マジョルカと地元ファンは、久保に多くを期待している。レアル・マドリードからレンタル中の日本人は、約30分のプレーにもかかわらず輝いた。彼が宝石級のクオリティーを示すチャンスをやっと得た」と伝えている。
世界最高峰のリーガ・エスパニョーラでも戦えることを証明しつつある久保。ファンのみならず、本人もゴールやアシストという目に見えた結果を求めているに違いない。