バレンシアMFイ・ガンイン、監督交代で「時の人」に 「最も議論を巻き起こしている」

バレンシアMFイ・ガンイン【写真:Getty Images】
バレンシアMFイ・ガンイン【写真:Getty Images】

補強方針の対立からマルセリーノ前監督が解任となり、出場機会増の可能性

 スペイン1部バレンシアは現地時間11日、マルセリーノ監督の解任およびアルベルト・セラーデス監督の就任を発表した。開幕3試合が終わった段階での決断には選手やファンからの反発も生まれている一方、これまで出場機会のなかった選手にとっては、監督交代がプラスに働く可能性もある。その1人が韓国代表デビューを果たしたばかりのMFイ・ガンインだ。

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 バレンシアは昨季、マルセリーノ監督の下でリーグ4位に入り、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。スペイン国王杯でも決勝でバルセロナを破って優勝を果たすなど、充実のシーズンを送っていた。

 しかし、今季3試合を終えたところで激震が走る。補強方針の対立からマルセリーノ監督が解任され、アルベルト・セラーデス監督が新たな指揮官に据えられたのだ。スペイン紙「AS」によると、実績十分の指揮官を追い出すような仕打ちに対して、スペイン代表FWロドリゴら複数の主力選手は反対の立場を明確に表現しているという。

 監督交代には常に大きな変化が伴う。同紙は「マルセリーノ解任によって利益を受ける選手たち」と題してバレンシアの今後を展望。そこでウルグアイ代表FWマキシ・ゴメス、ポルトガル代表MFゴンサロ・ゲデス、スペイン人FWルベン・ソブリーノとともに、名前を挙げられていたのがイ・ガンインだ。

 記事では、アニル・マーシー会長がセラーデス監督の就任理由を「才能に賭けること」としたと指摘し、「疑いの余地なく、最も議論を巻き起こしているカンテラーノ(下部組織出身選手)」としてイ・ガンインを挙げている。

 今季はここまでわずか1試合、6分の出場にとどまっているが、「監督交代となり、会長のメッセージも踏まえれば、その存在感はこれから増していくことになるだろう」と予想され、「時の人」とも名付けられている。

 韓国の未来を担うと期待される18歳にとっては、クラブの政治的な対立に巻き込まれた形とはいえ、出場機会増のチャンスでもある。チーム内にも反発のある厳しい状況のなか、出場機会をつかんで活躍を見せることはできるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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