「ワンダフルスキル」 ボローニャ冨安、マーカー2人翻弄のダブルタッチに現地興奮

冨安健洋はボローニャで実力を示している【写真:Getty Images】
冨安健洋はボローニャで実力を示している【写真:Getty Images】

SPALのDFイゴールとMFクルティッチを手玉に取るテクニックで本拠地を沸かす

 ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、初挑戦のイタリアで存分に輝きを放っている。現地時間8月30日に行われたリーグ第2節SPAL戦(1-0)では2試合連続で右サイドバックとしてフル出場。前半25分にはアタッカーさながらの華麗なダブルタッチを見せ、海外メディアも「トミヤス!」と興奮を隠せずにいる。

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 冨安はベルギー1部シント=トロイデン2年目の2018-19シーズンに大きく飛躍。リーグ戦27試合1得点をレギュラーとして君臨し、日本代表にも定着した。そして、今年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)参戦後にイタリア1部ボローニャへ完全移籍を果たした。

 元日本代表MF中田英寿氏に次ぐ、ボローニャ史上2人目の日本人選手となったなか、開幕から2試合連続でスタメン出場。前節同様に右サイドバックに入ったSPAL戦では、持ち前の守備だけでなく足もとのテクニックでも魅せる。

 前半25分、敵陣右サイドでスローインを受けた冨安に対し、SPALはブラジル人DFイゴールとスロベニア代表MFヤスミン・クルティッチがマーク。そのなかで2人の間を縫うような鮮やかなダブルタッチを成功させ、地元ボローニャのファンが多数駆け付けたスタジアムを大きく沸かせた。試合実況も「ワンダフルスキル」と称え、イタリア放送局「スカイ・イタリア」は、直後のコーナーキックからヘディングを放ったところまで含めて、「トミヤス!」と興奮気味にテキスト速報している。

 冨安は後半8分、SPALのブラジル人DFフェリペ相手に“裏街道”を成功させるなど、イタリア人FWリッカルド・オルソリーニとともに右サイドで脅威となった。

 まだ開幕2試合だが、欧州5大リーグの一つであるセリエAで堂々たるプレーを見せている。

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