CL優勝クロップ監督、アーセナルの“教え子”FW警戒 「ファッション以外に弱点はない」
リバプールのクロップ監督、ドルトムント時代に指導したアーセナルFWオーバメヤンに言及
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは現地時間24日に、プレミアリーグ第3節でアーセナルと対戦する。ドルトムント時代に師弟関係にあったガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンとの再会を果たすクロップ監督は「オーバにはファッション以外に弱点はない」とジョークを交えて、昨季得点王への警戒心を語った。英紙「ガーディアン」が報じている。
オーバメヤンは2013年にフランスのサンテティエンヌからドルトムントに移籍。その時、ドルトムントを指揮していたのがクロップ監督だ。当時はウインガーとしてのイメージが強かったオーバメヤンだが、14-15シーズンにはポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)の移籍もあり、クロップ監督からセンターフォワードへとコンバートされた。それが選手として大きな転機になったことはその後の実績が示しているところだろう。
第3節のリバプール対アーセナル戦を前に、クロップ監督は教え子のオーバメヤンについてこう語っている。
「オーバメヤンにはファッションスタイル以外に弱点はないんだ。彼と一緒に働いていたのはもう4年も前で、今は連絡を取っていないが、彼は私の選手だったし、その後のキャリアも追っているよ。私は彼の人間性も好きだし、彼が成功して嬉しいよ」
オーバメヤンといえばド派手な私服のファッションが注目される。クロップ監督はジョークを交えて、オーバメヤンへの賛辞を送った。昨季UEFAチャンピオンズリーグを制して欧州王者に輝いたリバプールには攻守に盤石の体制が整うが、爆発的なスピードで局面を代えられるオーバメヤンの存在はクロップ監督としても脅威に感じているはずだ。
昨季22得点でリーグ得点王となったオーバメヤンだが、リバプール戦では2試合とも無得点に終わっただけに、雪辱を期す思いがあるはずだ。今季開幕2試合2ゴールと絶好調の韋駄天FWは恩師の前でどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)