セリエA「胸スポンサー契約額ランキング」を伊紙が特集 21億円で1位の“意外”なクラブは?

(左から)ミランのスソ、ユベントスのC・ロナウド、ローマのジェコ、インテルのイカルディ【写真:Getty Images】
(左から)ミランのスソ、ユベントスのC・ロナウド、ローマのジェコ、インテルのイカルディ【写真:Getty Images】

王者ユベントスは20億円で2位、全20クラブの総額は137億円

 イタリア・セリエAは今週末に開幕が迫ったが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」がユニフォームの胸スポンサーからの収入を特集している。そのトップに立ったのは意外なクラブだった。

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 リーグ8連覇中のイタリア王者ユベントスは、「Jeep」のロゴが胸に入っている。この契約額は1年間あたり1700万ユーロ(約20億円)だとされた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも決勝トーナメントまで含め、多くの試合数があることから高額になるのは納得のいくものだ。

 しかし、このユベントスの金額は2位で、1位はなんとサッスオーロ。同クラブのユニフォームの胸には建材メーカー「Mapei」のロゴが入っているが、クラブの実質的なオーナー企業という意味合いもあり、このロゴに対して1800万ユーロ(約21億円)を計上しているという。

 サッスオーロとマペイ社は、トレーニング施設からスタジアムまで「マペイ」の名前が入る関係の深いものになっている。2013-14シーズンにセリエAに初昇格して以来、降格することなく安定して戦い続けている理由の一端が、安定した収入にあるということが改めて示されたと言えそうだ。

 その他、3位にはカタール航空のロゴが入るローマとACミランが続き、その後にインテルとACミラン、ナポリと続く。また、強豪ラツィオは胸スポンサーを入れない決断をしたため、結果は「0ユーロ」になった。この決定をしたクラブは他には存在していない。

 そして、20クラブの胸スポンサーによる収入を合計すると1億1600万ユーロ(約137億円)になるという。こう見ると高額だが、これはイングランド・プレミアリーグで同様の推定額を算出すると、約4分の1になる数字。こうした面でも、プレミアリーグのクラブとの収入格差も浮き彫りになったとしている。

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