シティMFデ・ブライネ、ペップ監督の“チーム幸福論”に見解 「おそらく不可能だろう」
“チーム全員を幸せにする”という指揮官の考えに対して、デ・ブライネが持論を展開
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは、ジョゼップ・グアルディオラ監督が“今シーズン、チーム全員を幸せにする”という考えを持っていることに対し、「おそらく不可能だろう」と自身の見解を明かした。英紙「エキスプレス」が報じている。
今夏の移籍市場でシティは二つの大きな契約に至った。1人はアトレチコ・マドリードから獲得したスペイン代表MFロドリ(6280万ポンド/約81億円)、1人はユベントスから獲得したポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(3000万ポンド/約38億円)だ。彼らを加えたチームは今季の優勝候補に挙げられており、プレミアリーグが開幕して2試合で1勝1分と上場のスタートを切っている。
ただ一方で、その選手たちをいかにマネジメントするかは、グアルディオラ監督に求められる課題であり、チームを上手く循環させることができるかが注目されている。その課題に関してシティのエースMFデ・ブライネは、満足させるのに十分な時間をすべての選手に与えるのは難しいと感じていることを明かした。
「それはおそらく不可能だろうね。そして我々はすでにそのことを分かっている。彼としては、すべての試合の後に選手に問いかけをするだろう。もしプレーしなければ、理由が聞きたいからね。ただ、我々はその状況に慣れていると思うよ」
またデ・ブライネは、グアルディオラ監督がすべての選手にプレー時間を与える鍵としてすべてのコンペティションで勝ち進むことを挙げている。
「彼らはいつもプレーしたいと思っているし、不満を感じる時もある。だけど、いつも通り行動し、チームのためにそこにいるようにする必要がある。だからこそ、我々はすべての大会に出て、すべての人に十分な試合があるようにしたいね」
ビッグクラブゆえのジレンマをグアルディオラ監督は克服することができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)