チェルシーMFプリシッチ、なぜマンU移籍拒否? 恩師告白…理由は「モウリーニョ」
今季からチェルシーでプレーするプリシッチ、ユース時代の恩師が移籍の舞台裏に言及
アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチは今季からイングランド・プレミアリーグのチェルシーでプレーしている。ユース時代の恩師が、プリシッチがマンチェスター・ユナイテッドではなくチェルシー移籍を決めた理由を明かしている。英紙「メトロ」が伝えた。
プリシッチは今年1月、移籍金5800万ポンド(約75億円)でチェルシーと5年半の契約を締結。昨季の後半戦はレンタルでドルトムントに再加入する形でプレーを続け、ブンデスリーガのシーズンが終わってからロンドンへ渡った。
チェルシーへの移籍が決まる前にはユナイテッド行きの可能性も浮上していたが、プリシッチは拒否。同選手が7歳の時にプレーしていたブラックリー・タウンのユースチームで監督を務めていたロビン・ウォーカー氏は、その理由が当時のユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョ氏だったと話している。
今でもプリシッチと親しくしているウォーカー氏は英紙「ザ・テレグラフ」のインタビューで、プリシッチがチェルシー移籍を決める前に同選手にドイツに招待されたと明かし、こう続けている。
「私はチェルシーのファンだ。ロンドンで彼らを応援しながら育った。私が去年、ドルトムントに行った時、彼に(ロンドンに)来るべきだと言ったんだ。彼はジョゼ・モウリーニョがいるから、マンチェスター・ユナイテッドには行きたくなかった。彼の父親が、若手を昇格させないモウリーニョに我慢ならなかったんだ」
そして、「その時に私は『だったらロンドンはどうだい? あそこならそれ(若手の起用)がある』と聞いてみた。彼が契約してくれて嬉しかったよ」と話した。
ユース時代の恩師の後押しもあり決まったチェルシーへの移籍。果たして、20歳の若きスターは、今夏にスペインへ去ったベルギー代表MFエデン・アザールのようにチェルシーで不動の地位を築くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)