バルサB安部裕葵、「完全な個人技」での初ゴールをスペイン紙称賛 「GKを驚かせた」

バルセロナBに所属するMF安部裕葵【写真:Getty Images】
バルセロナBに所属するMF安部裕葵【写真:Getty Images】

ゴール後のプレーにも賛辞 「敵陣で上手くボールをコントロールした」

 今夏、鹿島アントラーズからバルセロナに加入した日本代表MF安部裕葵が、現地時間18日にバルセロナBの一員として親善試合リャゴステラ戦(1-1)に先発出場。前半2分に加入後初ゴールをマークし、スペイン紙は「完全な個人技」と称賛している。

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 7月15日、バルセロナ移籍が正式発表された安部。当面バルセロナB(実質3部)でプレー予定となっており、シーズン開幕に向けて調整を続けてきた。そして18日、開幕前最後のテストマッチとなるリャゴステラ戦で待望の初ゴールが生まれる。

 開始早々の前半2分、左サイドでボールを受けた安部はドリブルで中央にカットイン。相手DFに寄せられながらも加速していき、シュートレンジに入ると右足を一閃。ニアサイドを破る強烈なシュートを決めてみせた。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「負傷により出遅れていたヒロキが、左サイドからの完全な個人技で素晴らしいゴールを奪った」と伝え、「パスを受けると、対峙したDFを翻弄し、カットインからの右足シュートでリャゴステラのGKマルコスを驚かせた」と描写。得点後も優勢の時間帯を作ったことに触れ、「ヒロキはアンス・ファティ、リキ・プイグとともに敵陣で上手くボールをコントロールした」と称賛している。

 しかし、バルセロナBは前半16分に1点を返されて1-1に。「ムンド・デポルティーボ」によると守備陣の対応ミスによる失点であり、その後はバルセロナBがボールを持ってリャゴステラがカウンターを狙う展開になったものの、勝ち越し点を奪うことはできなかった。安部は後半もピッチに立ち、同18分までプレーしている。

 チームとしては課題も残る結果となったものの、移籍後初ゴールとともに現地紙から上々の評価を得た安部。将来的なトップチーム昇格に向けて、まずは良い形で第一歩を踏み出したと言えるだろう。

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