「マンUのための選手と分かっていた」 黄金期を知るレジェンド、“103億円DF”を称賛
名GKシュマイケル氏、レスター時代に見た新加入DFマグワイアの能力に衝撃
元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が、今夏にDF史上最高額でレスターからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したイングランド代表DFハリー・マグワイアを称賛。同選手がレスターの本拠地でデビューを飾ったその瞬間から、“マンチェスター・ユナイテッドのための選手”だと分かっていたと語っている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
2017年夏にハル・シティからレスターに移籍したマグワイアは、加入初年度からレギュラーに定着し、在籍した2シーズンで公式戦76試合に出場。18年夏のロシア・ワールドカップ(W杯)ではイングランド代表として全7試合に出場し、4位入賞に大きく貢献した。
マグワイア獲得にあたり、ユナイテッドはライバルクラブであるマンチェスター・シティとの一騎打ちとなっていたが、DF史上最高額となる8000万ポンド(約103億円)の移籍金を支払うことで争奪戦を制した。同選手は現地時間11日に行われた開幕節チェルシー戦(4-0)で新天地デビューを果たし、先発フル出場で無失点勝利に貢献している。
息子のデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルが守護神を務めていることで、マグワイアの古巣レスターの本拠地を頻繁に訪れていたシュマイケル氏。マグワイアのレスターでのホームデビュー戦となった2017年8月のブライトン戦(2-0)を見て、ユナイテッド時代に数々のトロフィーを手にしたレジェンドは衝撃を受けたという。
「レスターで最初の試合をプレーしたハリーを見たんだが、彼はすぐに私の目に留まったよ。数試合を見て、私は『この男は、マンチェスター・ユナイテッドのための選手だ』と思った。ワールドカップでは全試合に出場して、間違いなくイングランドチームのベストプレーヤーの1人だった。
それに、彼にはボールを前進させる素晴らしい能力がある。この力は持っているか、いないかのどちらかで、ほんの一握りのセンターバックしか持っていない才能だ。守備に安定感を与えてくれる。非常に冷静で、困難な状況でも平然としている。彼には不安定な部分が一つもない」
かつてユナイテッドの堅守を支えたレジェンドも、太鼓判を押すマグワイア。多額の移籍金によるプレッシャーを押しのけて、名門で輝きを放つことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)