“新システム”で輝くアザールは「花形のパフォーマー」 新エース覚醒にスペイン紙注目
3バックシステムで前線へ ザルツブルク戦ではカウンターから見事なゴール
レアル・マドリードに新加入したベルギー代表MFエデン・アザールはオーバーウェイトを指摘されるなどプレシーズンでのプレーは精彩を描いたが、ジネディーヌ・ジダン監督が導入した新システムで輝きを取り戻している。スペイン紙「マルカ」も「カウンターアタックでアザールは解放される」と好意的に取り上げた。
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レアルは現地時間7日に日本代表FW南野拓実の所属するオーストリア1部ザルツブルクとテストマッチを行った。この試合でレアルディフェンスラインを従来の4バックから、3バック(5バック)とする新システムの3-5-2をテスト。すると前半19分には鋭いカウンターから、左サイドでボールを持ったアザールが南野らをドリブルで抜き去り、右足のシュートをゴールに突き刺した。これが決勝点となり、レアルが1-0で勝利を収めている。
最前線の元フランス代表FWカリム・ベンゼマとより近い距離でプレーし、ベンゼマの高いパス能力の恩恵をより受けられるようになったことは、アザールにとって大きなプラスとなりそうだ。よりカウンター色の強い攻撃を志向することで、アザールが輝きを取り戻しつつあると考えられているようだ。記事は「このベルギー人は新しいシステムで花形のパフォーマーだった。カウンターアタッキング・フットボールでアザールは解放される」と伝えられている。
理想体重から7キロオーバーでキャンプインしたと報じられ、コンディション調整に不安があったアザールだが、徐々にベストな状態に近づいているようだ。“白い巨人”の新エースと期待される男の覚醒は近いか。
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