名将ペップ、マンU入りの英代表DFマグワイア争奪戦敗北に言及 「余裕はなかった」
DF史上最高額の103億円でマンU入りが確実視され、マンCは争奪戦に敗れる格好に
レスター・シティのイングランド代表DFハリー・マグワイアは現地時間5日、マンチェスター・ユナイテッド移籍が正式発表された。移籍金はDF史上最高額の8000万ポンド(約103億円)と言われるなかで同じく獲得に動いていたと報じられていたのがマンチェスター・シティだったが、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「我々には(マグワイアを獲得する)余裕はなかった」と語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
マグワイアは今夏の移籍市場の目玉だった。ビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられていたが、現地時間4日にはユナイテッドの練習場キャリントンに向かったことが報じられ、翌5日に移籍が正式発表された。移籍金は8000万ポンド(約103億円)で、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを超えて史上最高額のDFとなる。
ユナイテッドとともに獲得レースに参戦していたと見られるのが、ライバル関係にあるシティだった。そのシティは現地時間4日にコミュニティー・シールドでリバプールと戦い、PK戦(1-1、PKスコア5-4)の末に勝利を収めて今季最初のタイトルを獲得した。
その試合後の会見ではグアルディオラ監督がマグワイアの話題に言及。指揮官は「マグワイアはエクセレントで、トップクラスの選手」と前置きしたうえで、「我々も興味を持っていたが、余裕がなかった。ユナイテッドにはその余裕があった」と認めている。今夏の移籍市場でスペイン代表MFロドリにクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約83億円)を投じていただけに、それをさらに超える金額を用意することはできなかったようだ。
「彼は空中戦に強い。ボールも持てるし、ビルドアップやドリブルもできる。それに彼は速い。とても速い。彼にはすべてのクオリティーが備わっている。彼と契約したユナイテッドにおめでとう、を送るよ」
ペップはマグワイアを絶賛したうえで、宿敵ユナイテッドにもメッセージを送っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)