“人員過多”のレアル、久保建英の置かれた状況は? スペイン紙は前線の“だぶつき”指摘
久保とロドリゴを除いても11人のアタッカーを保有
レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ王座奪還に向けて陣容を固めつつあるなかで、新たな補強に動くようだ。スペイン紙「マルカ」によるとアヤックスのオランダ代表MFトニー・ファン・デ・ベークの獲得が合意に達したとされる一方で、現状のトップチームの選手が“人員過多”となっていることを伝えており、日本代表MF久保建英の状況についても触れられている。
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ファン・デ・ベークは攻守に幅広く関与する、いわゆる“ボックス・トゥ・ボックス”型のMF。昨シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に進出するなど躍進したアヤックスの主力として活躍した。レアルは現状、インサイドハーフはクロアチア代表MFルカ・モドリッチとドイツ代表MFトニ・クロース、スペイン代表MFイスコといった面々がレギュラークラスだが、さらに層が厚くなることになる。
ただ、その一方で問題となるのが、現在のトップチームの保有人数だ。同紙はこのように指摘している。
「リーガ開幕2週間前、レアル・マドリードはトップチームに28人の選手を抱えている。チームの公式サイトには現在25人の選手がいるが、アンドリー・ルニン、ハメス・ロドリゲス、タケフサ・クボは含まれていない。しかし現時点で彼らは2019-20シーズンに向けてのチームの一員として考えられている」
バイエルン・ミュンヘンから出戻りの形になったハメス、そして久保についても触れられている。ただ、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)で印象を残した久保とMFロドリゴについてはこのように追記されている。
「クボとロドリゴの両者はどちらもカスティージャ(レアルB)に登録されるため、ジネディーヌ・ジダン監督が考慮すべきアタッカーの数は減る。それでも彼らはレアルのトップチームで出場する予定だ」
ただし2人を除いてもチームは「GK3人、DF8人、MFは6人、アタッカー(ウインガーとストライカー)は11人もいる」と前線がだぶついていることを指摘。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルやドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスを売却できず、それぞれ11番と7番もそのまま着用していることも指摘している。
果たしてレアルの陣容はどうなるのか。ジダン監督のチームマネジメントに注目が集まっている。