久保建英、トッテナム戦10分出場で3度の“ビッグプレー” 米評価「レアルが回復した」
後半35分から久保が途中出場、4分間で3度のシュートを放って会場沸かす
レアル・マドリードは現地時間30日にアウディカップ準決勝でトットナムと対戦し、0-1と惜敗した。日本代表MF久保建英は後半35分から途中出場したなか、10分間で3度のビッグプレーを披露し、米メディアから「レアルが回復した」と高い評価を与えている。
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試合は序盤からレアルが劣勢に立たされるも、コスタリカ代表GKケイラ―・ナバスの好守で耐え凌ぐ。しかし前半22分、ベルギー代表MFエデン・アザールのパスがずれ、タッチラインを割ろうとしたボールにブラジル代表DFマルセロが反応。後ろに戻そうと必死のパスを出したが、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの頭上を越えて相手のイングランド代表FWハリー・ケインにボールが渡り、これを沈められて先制点を献上した。
1点ビハインドレアルは後半19分に4人を変更し、同35分から久保らを投入。右サイドに入った久保はパスミスの場面もあったが、後半39分には相手エリア手前でボールを受けると、相手を翻弄して低弾道のミドルシュートをお見舞いした。これはフランス代表GKウーゴ・ロリスに防がれたが、積極的な姿勢を見せつけた18歳アタッカーがさらに魅せる。
同40分、エリア内でこぼれ球に反応した久保は、咄嗟の判断で利き足とは逆の右で強烈なボレーシュートを放つ。惜しくも枠外へ外れ、絶好のチャンスを逃した若武者は天を仰いで悔しさを露わにした。
さらに同42分、右サイドから鋭いドリブルで切り込むと、思い切りよく左足で強烈なシュート放つ。これは相手DFジェイフェス・タンガンガの顔面ブロックで防がれたが、わずか4分間で3度のシュートを放って会場を沸かせた。
この日、プレー時間10分で3度の“見せ場”を作り出した久保に対して、米スポーツ専門局「ESPN」の公式ツイッターは「久保は残り10分というところで投入され、レアルを回復させた。この若き日本人には何度か引き分けに持ち込むチャンスもあった」と言及。短い時間ながら、確かな爪痕を残した18歳アタッカーのパフォーマンスを評価している。
敗れたレアルは現地時間31日の3位決定戦でフェネルバフチェと対戦する。久保は連続出場でジネディーヌ・ジダン監督にさらなるアピールができるだろうか。