レアルDFマルセロ、「お粗末なパス」を英紙酷評 「ジダンの男がまたやらかした」

レアル・マドリードのDFマルセロ【Getty Images】
レアル・マドリードのDFマルセロ【Getty Images】

アウディカップでトッテナムに敗戦 31日の3位決定戦ではフェネルバフチェと対戦予定

 レアル・マドリードは現地時間30日、アウディカップ準決勝でトットナムと対戦。日本代表MF久保建英は後半35分から途中出場し、積極的なプレーで見せ場を作ったが、チームは前半の失点を挽回できずに0-1で敗れている。英メディアは決勝点につながるパスミスを犯したブラジル代表DFマルセロに厳しい視線を向け、「お粗末なパス」と酷評した。

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 レアルはトットナム戦でスペイン代表DFセルヒオ・ラモスやクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、新加入のベルギー代表MFエデン・アザールなど、主力級を揃って先発させた。しかし前半から劣勢を強いられ、同22分にイングランド代表FWハリー・ケインに先制点を奪われる。結果的にこれが決勝点となり、0-1の敗戦を喫した。

 失点シーンは名手マルセロの“失策”から生まれた。左サイドのライン際でボールを追いかけたマルセロは、タッチラインを割るギリギリのところでボールに到達。しかし余裕がない状態でのバックパスは乱れ、ケインへの絶妙な“スルーパス”となってしまう。これを見逃してもらえるはずもなく、ケインは冷静なフィニッシュワークでコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを破った。

 レアルは後半途中からメンバーを一気に入れ替え、後半35分には久保を右サイドに投入。久保は積極的なプレーでチャンスを作り出したがゴールには至らず、0-1のまま試合を終えることになった。

 英紙「デイリー・メール」は「ハリー・ケインがマルセロのミスから急襲」と見出しを打ち、「マルセロのお粗末なパスからケインが先制弾」と伝えた。また、「ジダンの男がまたやらかした。アトレチコ・マドリードに喫した3-7の敗戦の傷が癒えていないようだ」とも綴っており、インターナショナル・チャンピオンズカップでの大敗を引きずっているとの見方を示している。

 準決勝で敗戦を喫したレアルは、現地時間31日の3位決定戦でフェネルバフチェと対戦する。ここまでプレシーズンマッチでは1分3敗と未勝利なだけに、名誉挽回のための勝利が欲しいところだろう。

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