“構想外”ハメス、787日ぶりにレアルの練習参加 残留報道浮上もアウディ杯はメンバー外
北米ツアーを終えたチームがドイツ遠征へ練習再開 久保建英も参加
レアル・マドリードはカナダとアメリカで行われたプレシーズンの北米ツアーを終え、30日と31日にドイツのミュンヘンで行われるアウディカップに向けて29日午前から練習を再開した。そのなかで一つの話題となったのが、昨季まで2シーズンにわたってバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍していたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、約2年ぶりにレアルの練習に参加したことだ。スペイン紙「AS」は、実に787日ぶりの出来事だと報じている。
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同紙によると、ハメスが最後にレアルで練習を行なったのは2017年6月2日、ウェールズの首都カーディフで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝の前日だったという。そして翌日のユベントスとの決勝戦でチームは4-1と勝利し、見事にCL連覇と通算12度目の優勝を成し遂げたが、ハメスはベンチに入ることもできず、この時点でジネディーヌ・ジダン監督の構想外というメッセージを明確に受け取ったのである。
その後の2シーズン、ハメスはドイツ王者バイエルンに期限付き移籍。ブンデスリーガ連覇を果たしたものの、買い取りオプションは行使されず、今夏の去就が大きな注目を集めている。
これまでレアル時代に指導を受けたカルロ・アンチェロッティ監督が率いるナポリや、同都市のライバルであるアトレチコ・マドリードへの移籍の噂が浮上しているものの進展せず。また当初は、ジダン監督が昨季途中に再登板となったレアルに復帰する可能性は低いと見られていたが、北米ツアーでスペイン代表MFマルコ・アセンシオが重傷を負ったことを受けて、スペインのテレビ番組「エル・チリンギート」がレアル残留を報じるなど、ハメスの将来は不透明なままとなっている。
なお、この日の練習にはインターナショナル・チャンピオンズカップのバイエルン戦(1-3)とアトレチコ戦(3-7)で光るプレーを見せた日本代表MF久保建英や、MFハイメ・セオアネ、DFアドリアン・デ・ラ・フエンテ、DFハビ・エルナンデスのカスティージャ組、フベニールA(U-19)のDFミゲル・グティエレスも呼ばれている。
そしてアウディカップのメンバー24名に、久保も選出。一方、ハメスは入らず、今後の去就が注目される。