名手デ・ブライネも称賛 横浜FMがプレミア王者相手に示した稀有なインテンシティー

マンチェスター・シティMFデ・ブライネ(右)【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティMFデ・ブライネ(右)【写真:Getty Images】

プレミア王者に1-3で敗れるも、デ・ブライネは「ベリーグッドなチーム」と評価

 J1で首位争いをする横浜F・マリノスは27日、日産スタジアムで行われた「EUROJAPAN CUP 2019」でプレミアリーグ王者のマンチェスター・シティと対戦した。結果は1-3で敗れ、この力の差を実感させられるゲームともなったが、その一方でチームとして通用する部分もあったと選手たちは口にした。

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 試合は前半18分に右サイドから抜け出したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがペナルティーエリア内で日本代表DF畠中槙之輔をかわし、左足の正確なシュートを決めて先制した。対する横浜FMも自陣ゴール前から細かいパスをつないで組み立てるいつものスタイルを貫いてチャンスを作り出すと、同24分にはMF遠藤渓太が同点弾をゲットした。

 しかし前半40分にはデ・ブライネのロングスルーパスに抜け出したイングランド代表FWラヒーム・スターリングがGKとの1対1を確実に決めてシティが勝ち越し。後半アディショナルタイムには途中出場のFWルーカス・ネメヒャがネットを揺らし、最終的にはシティが2点差をつけて勝利した。

 両チームともに前半から激しい戦いを見せていたが、特にシュート精度の部分で個の力の差が浮き彫りとなる結果だった。それでも、敗れた横浜FMもチームとして十分に渡り合えていた印象だ。1ゴール1アシストと絶大な存在感を示していたデ・ブライネも、試合後には「ヨコハマは“ベリーグッド”なチームで、素晴らしいフットボールをしていた。ここまで厳しく来るチームもなかなかいないと思いました」と、横浜FMのインテンシティーの高いサッカーに苦しめられたことを認めている。

 では、ピッチに立った横浜FMの選手たちはどう感じていたのだろうか。選手の多くは実力の差を痛感した一方で、通用した部分もあったと手応えを語っている。

 最終ラインでシティの強力なアタッカー陣と対峙した日本代表DF畠中はまず「プレーの判断スピードもそうですし、精度もそうですし、とにかく全選手が自分たちより全然上だと思いました」と話している。先制点の場面についても、「デ・ブライネ選手はGKとDFの間に速いボールを入れてくるイメージだったので、そこを切りにいったら見事に切り替えされた、やっぱり上手いなと思いましたね」と反省点を口にした。

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