左サイドバックの補強を求めるファン・ハール かつて世界最高と呼ばれた男に熱視線

ローマで戦力外状態の元イングランド代表

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が来年1月の移籍市場で左サイドバックの補強の方針を明らかにした。イタリアのASローマで戦力外状態となっている元イングランド代表DFアシュリー・コールが補強候補に浮上している。英地元紙「サン」が報じている。

 昨夏の移籍市場から500億円以上の大型補強を展開しているユナイテッドだが、左サイドバックが現在手薄になっている。9月のUEFAチャンピオンズリーグ敵地PSVアイントフォーヘン戦で足首骨折の重傷を負ったイングランド代表DFルーク・ショーの長期離脱がその理由だ。

「ルークのリハビリは順調だが、そのプロセスはとても時間のかかるものだ。今季プレーできるか私にはわからない。ドクターは彼にリスクを掛けない。それはいいことだ。私はルークが素晴らしいシーズンを送ると確信していた。だからこそ、私は2人目の左サイドバックを買わなかった。もしかすると、1月に左サイドバックを補強しなければいけないだろう」

 オランダ人指揮官はこう語っている。すでにレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド獲得に動く方針も明言しているが、左サイドバックも新たに狙っている。

 同紙によると、ファン・ハール監督のリストにはローマで完全に忘れ去られようとしているかつての名手の名前が入っているという。かつてアーセナル、チェルシーで活躍し、世界最高の左サイドバックとも称されたコールはローマで今季公式戦で出番なし。7月の親善試合マンチェスター・シティ戦で45分間出場したのみ。

 代表出場107試合の実績を誇るかつての高速ドリブラーはタイトル奪取を狙うユナイテッドの救世主となるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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