クロップ監督、バルサMFコウチーニョのリバプール復帰を完全否定 「可能性がない」

リバプール時代にはクロップ体制の中心選手として活躍したブラジル代表コウチーニョ【写真:Getty Images】
リバプール時代にはクロップ体制の中心選手として活躍したブラジル代表コウチーニョ【写真:Getty Images】

ドイツ人指揮官は「バルセロナでの幸運を祈る」と話し、報道への不信感も明かす

 ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、今夏のバルセロナ退団が噂されている。移籍先候補の一つとして古巣リバプールが挙がっていたが、チームを率いるユルゲン・クロップ監督はこの可能性を完全に否定した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

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 コウチーニョは2018年1月に移籍金1億4200万ポンド(約192億円)でリバプールを離れて、バルセロナへ移籍した。しかし、2018-19シーズンはリーガ・エスパニョーラ王者のなかでポジション確保に苦しみ、ファンからブーイングを浴びることもあった。

 バルセロナは当時、史上最高額で獲得したブラジル代表MFの放出を考えているが、その行き先がなかなか決まらない。4年半にわたって在籍したリバプールで活躍したコウチーニョは2017年にバルセロナへの移籍リクエストを出したが、クラブが拒否していた。そのクラブへ戻るのではないかと報じられたが、クロップ監督はその可能性を否定している。

「フィル・コウチーニョは、世界中のどのクラブをも助けることができるだろう。100%だ。でも、そういうことではないんだ。私はフィルが好きだし、彼は素晴らしいサッカー選手であり、人物としても素晴らしい。しかし、大きな、大きな、大きな、大きな金額が必要になり、今年の私たちがとる行動ではない。単純に可能性がないんだ。私たちを含めて、彼が加われば、どのチームも良くなる。でも、バルセロナでの幸運を祈るよ」

 今もコウチーニョとは連絡を取っているというクロップ監督は、「もしかしたら、彼はもうそこで居場所を見つけたかもしれない。連絡は取っているが、そこまで密にとっているわけではないから、細かくどうしているかは分からない。でも、ほとんどの情報は新聞などからくるものだ。私について新聞に書いてあることすべてが真実であれば、驚きだね。私について書いてあるのと同じような状態なら、彼は間違いなくバルセロナで幸せで、6年の契約延長を結びたいだろう」と、報道を信頼していないことを明かした。

 今夏、大型補強を行わないリバプールにコウチーニョが復帰することはなさそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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