カスカリーノ氏は「神がかった才能が与えられた非凡な選手」とネイマールを認めるも…

　パリ・サンジェルマン（PSG）からの退団が濃厚とされるブラジル代表FWネイマールは、その去就で今夏の移籍市場を騒がせている。英ラジオ局「talkSPORT」の番組で司会を務める元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏は、ネイマールを「非凡な選手」と前置きしつつも、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（バルセロナ）やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（ユベントス）と「同じ領域には到達できない」と一刀両断した。

　ネイマールには昨季後半から移籍の噂が浮上している。現所属のPSGに退団の意思を伝え、バルセロナへの復帰を希望。しかし、史上最高額となる2億2200万ユーロ（約269億円）でPSGに入団したネイマールの移籍金は、現在でも高額でバルセロナ復帰への障害となっている。

　衛星放送局「スカイ・スポーツ」ドイツ版は、バルサが1億ユーロ（約121億円）に加え、選手2人の譲渡というオファーを準備していると報じた。その譲渡リストには6人の選手が挙がっていて、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、フランス代表FWウスマン・デンベレが含まれているという。

「talkSPORT」の番組「ザ・ウィークエンド・スポーツ・ブレックファースト」では、ネイマールのバルサ復帰が1億ユーロ（約121億円）＋コウチーニョ、デンベレで成立すれば、3億ポンド（約404億円）以上の価値になることを挙げた。それに対して司会を務めるカスカリーノ氏は、「ネイマールには神がかった才能が与えられた非凡な選手だ」とその実力を認めつつも、移籍に関しては疑問を投げかけている。

「彼はサッカーでひと握りの人間にしかできないことができるし、その得点数にも驚愕する。だが、彼はクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシと同じ領域には到達できないだろう」