ユベントス移籍の19歳DFデ・リフト、神童ムバッペとの“比較”に苦言 「ナンセンス」
ユーベ入りを決断した理由は…「サッリ監督のサッカー哲学や守備の構築術が好き」
オランダ代表DFマタイス・デ・リフトは、複数クラブによる争奪戦の末、アヤックスからユベントスへの移籍が決まった。長きにわたって交渉を続けてきたなか、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペと比較されたことなどに対する胸中を入団会見で語った。英紙「デイリー・スター」が伝えている。
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アヤックスの下部組織で育ったデ・リフトは、17歳の時にトップチームでデビュー。昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に進出する立役者となった。19歳で注目株となったデ・リフトの獲得には、ユベントスの他にバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、PSGなど名立たるビッグクラブが手を挙げた。
争奪戦での対応について、「ある時点で、そのことに少し疲れてしまった」と振り返っている。さらに、当時で最もつらいと感じた報道を明かしている。
「僕が読んだなかで最も正気ではないと思ったメッセージは、僕が(フランス代表FW)キリアン・ムバッペ以上の収入を得たいがためにPSGには行かないということだった。なんてナンセンスなのかと思ったよ。僕がもしその立場にいるならば、移籍金はもう数えられないほどだろうね。(言えることは)ユベントスには多くの優秀なディフェンダーたちがいるし、僕ら全員が働かなければいけないということだ」
移籍騒動での報道についてジョークを交えて言及したデ・リフトは、ユベントス入団を決めた理由の一つに、マウリツィオ・サッリ監督の就任が影響したことを明かしている。
「入団を決める前にサッリ監督とお互いのことを知るために電話で話をした。彼についての良い情報をたくさん聞いた。それに僕は、彼のサッカー哲学や守備の構築術が好きなんだ」
新たなクラブで新たな一歩を踏み出したデ・リフトが、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。サッリ監督ならずとも、さらなる成長を期待する人は多い。